ストーブがあれば寒い季節もキャンプが楽しいです。
僕は冬キャンプでは『石油ストーブ』と『薪ストーブ』を両方使っています(テントはサーカスTC DX)。
- 石油ストーブ(アルパカストーブ)
- 薪ストーブ(テンマク・ウッドストーブサイドヴューMサイズ)
- キャンプ初心者
- 手軽に気軽に使いたい
- なるべく燃料代を節約したい
- キャンプ上級者
- テントの中で炎を眺めたい
- ロマンあふれるキャンプを楽しみたい
テントの中でぬくぬくに暖まりながらすごす『おこもりキャンプ』は最高です。
こちらの記事では『石油ストーブ』と『薪ストーブ』を両方使って感じたリアルな感想や注意点、それぞれのメリット・デメリットをまとめてご紹介します。
- テント内での火器使用はメーカー推奨行為ではありません(原則禁止)。
- こまめな換気を心がけてください。
- 適正温度(200℃~350℃)での使用が望ましいです(煙突が赤い状態は温度が高すぎる)。
タップできる目次(もくじ)
石油ストーブの特徴・メリット・デメリット
冬キャンプでは使っている石油ストーブは『アルパカストーブ』です。
見た目が可愛くて火力が強い
専用ケースがついているので車に積んで持ち運びしやすいところもうれしいポイントです。
- 外が「0℃」ならテント内は「10~15℃」くらい。
- 外が「マイナス5℃」ならテント内は「5~10℃」くらい。
- フリースを着ていれば十分暖かいです(快適にすごせる)。
安さを優先するなら『パセコ』がおすすめ
PASECO(パセコ)の石油ストーブです。
2022年モデルが新登場
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大型テントで使うなら『強力な石油ストーブ』がおすすめ
燃費はイマイチですが、暖かさは抜群です。
- パワフルで火力が強い → 燃費は悪くなる
- 燃費が良い → 火力はあまり強くない
アルパカストーブの特徴
アルパカストーブの特徴は次のとおりです。
- パワフルで暖かい(暖房出力:3.0kW)
- 専用ケースがついている(持ち運びやすい)
- 見た目がオシャレでカッコいい(置くだけで映える)
天板の上で調理できる(例:おでん)
アルパカストーブの上で『おでん』を煮込んでみました。
おでんの材料を鍋に入れてストーブの上に置くだけで美味しいおでんの完成(とっても簡単)。
熱々のおでんを食べながらビールを飲んだり日本酒を飲んだりするのは最高です。
テントの中でまったりすごす冬キャンは楽しい。
メリット
石油ストーブのメリットは次のとおりです。
- 着火と消化が簡単(準備と片付けがとっても楽チン)
- 燃料代が安い(灯油は薪より安い)
- 自宅でもキャンプ場でも使える(オシャレなデザイン)
デメリット
石油ストーブのデメリットは次のとおりです。
- 持ち運ぶのが大変…(サイズが大きい)
- 点火・消化するときに臭い…(気になる人はちょっと嫌かも)
- 灯油タンクも準備する必要がある…(「5L」or「10L」が一般的なサイズ)
(参考)10Lの灯油タンク
ヒューナースドルフ(Hunersdorff)の燃料タンク・ポリタンク(10L)は使う人を選びます。
- めっちゃカッコいい(完全に見た目優先)
- 軽くて持ちやすい(灯油は注ぎにくいけど…)
- 正直コスパはイマイチ…(赤いポリタンクが安くて使いやすい)
アルパカストーブと同じ色にしたかったので、オリーブのヒューナースドルフを買って大満足しています。
見た目が最高にカッコいいのでOK。
薪ストーブの特徴・メリット・デメリット
冬キャンプで使っている薪ストーブはテンマクデザインの『ウッドストーブサイドヴュー・M』です。
ウッドストーブサイドヴュー・Mサイズの特徴
テンマクデザインの薪ストーブ『ウッドストーブサイドヴュー・Mサイズ』の特徴は次のとおりです。
- 左右に細長い窓がある(揺らめく炎が美しい)
- 脚が長い(地面へのダメージが少ない)
- 付属品が充実している(ダンパーつき煙突・スパークアレスターも標準装備)
セット内容
テンマクデザインの『ウッドストーブサイドヴュー・M』ケース付き2点セットの内容は次のとおりです。
- ストーブ本体×1
- ダンパー付き煙突×1
- Φ63mm直煙突×4
- スパークアレスター×1
- ロストル×1
- スクレーパー兼ふた用リフター×1
- 収納ケース×1
薪ストーブが燃えている動画(炎が美しい)
テンマクの薪ストーブは両サイドに窓があります。
ゆらゆらと揺れる炎を眺めながら、まったり好きなお酒を飲んでいる時間が最高に幸せです。
癒やしのひととき
天板の上で料理ができる
天板の上で調理したりお湯を沸かしたりできます。
左右に広げるステンテス棚が便利
テンマクデザインの薪ストーブには左右に広げる『バタフライ型ステンレス棚』があります。
- 鍋料理を保温する
- 火ばさみ・リフターを引っかける
ことができてとっても便利です。
(参考)収納時の状態
収納時の状態はかなりコンパクトです。
天板にある『ステンテス製バタフライ棚』と本体の下にある『3本脚』も折り畳んで収納できます。
メリット
薪ストーブのメリットは次のとおりです。
- とにかく雰囲気が最高(ロマンあふれるギア)
- 揺らめく炎を見ながらリラックスできる(横窓があるタイプがおすすめ)
- 所有欲を満たしてくれる(冬キャンプの醍醐味)
(参考)横窓から見える揺らめく炎が美しい
薪ストーブを使うと冬の『おこもりキャンプ』が最高に楽しいです。
ゆらゆらと揺れる炎を見ながら好きなお酒をまったり飲んでいる瞬間が幸せ。
デメリット
薪ストーブのデメリットは次のとおりです。
- あつかいが難しい…(ファスナーが溶けたり火の粉でテントに穴があいたりするリスクあり)
- 薪を買うお金が結構かかる…(しっかり乾燥させてある広葉樹がおすすめ)
- 準備と片付けがかなり面倒くさい…(使用後に掃除する必要もある)
(参考)煙突の出し方がとても重要
薪ストーブは煙突が出し方がとても重要です。
冬キャンプでストーブを使うときは一酸化炭素中毒に注意
冬キャンプで石油ストーブを使うときは『一酸化炭素中毒』に注意が必要。
具体的な一酸化炭素中毒の対策方法は次のとおりです。
- こまめに換気をする
- 一酸化炭素チェッカーを使う
①こまめに換気をする
テント内で石油ストーブを使うときはこまめに換気をしてください。
- ベンチレーションを開ける
- 定期的にメッシュ窓を開ける
などの換気対策が重要。
②一酸化炭素チェッカーを使う
換気対策とあわせて『一酸化炭素チェッカー』を使うのが効果的です。
テント内の一酸化炭素を感知するとアラームで知らせてくれます。
『一酸化炭素チェッカー』は便利なアイテムですが、
- 電池が切れていたり
- 故障していたり
する可能性があるので完全に信頼するのはよくありません。
保険をかけて『一酸化炭素チェッカー』は1個だけでなく2個使うのがおすすめです。
- 上の写真の丸い一酸化炭素チェッカーはすぐ壊れました…。
- 耐久性がイマイチなのでおすすめしません。
寝るときはストーブを消す
冬キャンプで寝るときは石油ストーブを消します。
寒くなるのが嫌だからといって、ストーブをつけたまま寝るのは危険です。
最悪のケースは火事になることも…。
冬キャンプでぬくぬくに暖まって寝るのに効果的な対策は次のとおりです。
- 暖かいシュラフを使う(二重にする)
- 湯たんぽを使う(低温ヤケドに注意)
- しっかり着込む
①暖かいシュラフを使う(二重にする)
冬キャンプで一番重要なギアがシュラフ(寝袋)です。
極寒仕様のしっかりしたシュラフで寝れば氷点下でもぐっすり寝れます。
冬用の高性能シュラフはめっちゃ高い…
真冬に使える『高性能なシュラフ』は価格がかなり高いです…(5万円以上する)。
\高性能の冬用シュラフ/
使えるシーズンが冬しかないので、冬用シュラフの購入を悩んでいる方も多いはず。
僕は一年中キャンプをしていますが、真冬のキャンプではシュラフを2枚重ねて使っています。
- 内側:ダウンシュラフ(マミー型)
- 外側:化繊シュラフ(封筒型)
(実際の使用例)シュラフを二重にした状態
シュラフを二重にするのもおすすめです。
上の写真では、
- 内側にダウンシュラフ
- 外側に化繊シュラフ
を使っていますが、12月・1月・2月の冬キャンプでも快適でした。
(参考)ハイコットとマットを両方使って底冷え対策
寒い冬キャンプでは念入りに防寒対策をします。
気温が氷点下まで下がるので準備が不十分だと最悪なケースも…。
- ハイコットで地面からの冷気を防ぐ。
- コットの下に荷物を置いて底冷え防止。
- インフレーターマットの下にウレタンマットを敷いてさらに底冷え対策。
②湯たんぽを使う
寝るときの寒さ対策に『湯たんぽ』を使うのも効果的です。
『マルカの湯たんぽ』は直火で使えるのでストーブの上に置いて温めることができます。
③しっかり着込む
地味に効果がある対策が『しっかり着込んで寝る』です。
冬キャンプでは日中も寝るときも、
- ワークマンのメリノウールインナー(上下)
- ユニクロの超極暖(上下)
- ユニクロのフリース
を重ね着しています。
(参考)軽自動車のN-BOXに薪ストーブと石油ストーブを両方積む方法
軽自動車のN-BOXでいつもキャンプに行っています(春夏秋冬)。
ちなみにN-BOXに積んでいる大きめのギアは次のとおりです。
- 薪ストーブ(テンマク・M)
- 石油ストーブ(アルパカストーブ)
- サーカスTC DX
- 灯油タンク10L
- クーラーボックス
N-BOXの助手席
N-BOXの助手席に『石油ストーブ(アルパカストーブ)』を置いて、足元に『サーカスTC DX』
を詰め込んでいます。
N-BOXの後部座席
N-BOXの後部座席を倒した「フラット仕様」にして、コンテナの上に『薪ストーブ』を置いています。
N-BOXの後ろ側から見た状態
N-BOXの一番後ろ側には『無印良品・頑丈収納ボックス』『クーラーボックス』『灯油タンク(10L)』を置いています。
N-BOXは抜群の収納力
アルパカストーブについてよくある質問
Q
アルパカストーブの重さはどのくらいありますか?
A
本体の重さが『6.6kg』です。
Q
タンクの大きさと燃焼時間はどのくらいですか?
A
タンク容量は『3.7L』で、燃焼継続時間が『約10時間』です。
安全対策をしっかりして冬キャンプを楽しむ
冬キャンプは寒いので『石油ストーブ』や『薪ストーブ』を使うことが多いです。
注意点を理解した上で安全対策をしっかりして冬キャンプを楽しみましょう。
- テント内での火器使用はメーカー推奨行為ではありません(原則禁止)。
- 石油ストーブを使用するときは一酸化炭素中毒に注意が必要です。
- こまめな換気を心がけてください(一酸化炭素チェッカーは必須)。
- キャンプ初心者
- 手軽に気軽に使いたい
- なるべく燃料代を節約したい
- キャンプ上級者
- テントの中で炎を眺めたい
- ロマンあふれるキャンプを楽しみたい
石油ストーブのメリット・デメリット
- 着火と消化が簡単(準備と片付けがとっても楽チン)
- 燃料代が安い(灯油は薪より安い)
- 自宅でもキャンプ場でも使える(オシャレなデザイン)
- 持ち運ぶのが大変…(サイズが大きい)
- 点火・消化するときに臭い…(気になる人はちょっと嫌かも)
- 灯油タンクも準備する必要がある…(「5L」or「10L」が一般的なサイズ)
薪ストーブのメリット・デメリット
- とにかく雰囲気が最高(ロマンあふれるギア)
- 揺らめく炎を見ながらリラックスできる(横窓があるタイプがおすすめ)
- 所有欲を満たしてくれる(冬キャンプの醍醐味)
- あつかいが難しい…(ファスナーが溶けたり火の粉でテントに穴があいたりするリスクあり)
- 薪を買うお金が結構かかる…(しっかり乾燥させてある広葉樹がおすすめ)
- 準備と片付けがかなり面倒くさい…(使用後に掃除する必要もある)
\薪ストーブ or 石油ストーブ/
- 薪ストーブは準備と片付けがめっちゃ面倒くさいです…。
- (上級者向けのギアなので初心者にはおすすめしません)
- 冬キャンの暖房器具で使うなら石油ストーブがおすすめ。
※車に積めるなら家で使っている石油ストーブ(例えばCORONAの長方形のストーブとか)をキャンプ場に持っていくのも1つ(くれぐれも幕内の火器使用は自己責任で)。